鳳凰三山 地蔵岳(2764m) 観音岳(2840.4m)薬師岳(2780m)
                2008/10/18-19 (快晴) 4人


10/18 青木鉱泉5:30ー中道分岐5:36ー南精進滝7:25ー鳳凰の滝8:29ー白糸の滝10:00ー五色の滝10:42ー鳳凰小屋12:18/13:00ー地蔵岳14:10/14:30ー鳳凰小屋15:06

朝食はおにぎりにしてもらい、宿で食べてから何とか明るくなった頃から出発しました。宿の庭から登山口が始まります。直ぐに中道の分岐を通り越して、ノコンギクやトリカブトの咲いた道をドンドンと高度を上げて行きます。

南精進滝 鳳凰の滝

南精進滝を荷物を置いて見に行くとそのまま上にいける道がありました。鳳凰の滝は遠くから眺めるだけでした。ここでメンバーの一人が荷物を置いて見に行ったのですが、戻ってくると荷物がありません。大騒動をしたのですが、荷物を置いた場所が別の分岐と勘違いしていて大事には至りませんでした。

白糸の滝 五色の滝 五色の滝

五色の滝の分岐で先に登ってきた人が「この滝が一番綺麗ですよ」との事で出かけます。滝つぼの目の前まで行く事ができ迫力満点でした。しかし上に登って行くと又五色の滝に簡単に行ける道がありました。北御室小屋跡の平らな所に出ると、地蔵岳のオベリスクが綺麗に見え出しました。

北御室小屋跡からの地蔵 鳳凰小屋前の紅葉

カラ松の木葉とナナカマド等の赤が青い空にまるで絵画の世界です。青木鉱泉から鳳凰小屋までの標高差1250mはやはり大変でした。滝を見ながら来れたとは言え小屋に着いた時はほっとしました。小屋の周りは1週間前は満開だったと言うナナカマドが、まだまだ綺麗に私達を迎えてくれました。小屋前のベンチでゆっくりと昼食を取ってから地蔵岳に向かいました。さらさらの砂地でまるで蟻地獄のような登山道です。賽の河原では沢山のお地蔵様が祭られていました。その向こうに甲斐駒が岳と仙丈岳が堂々と見えます。

賽の河原と甲斐駒が岳 地蔵岳

地蔵の頂上と言うのはない様で登る目印はありませんので、適当にあるところまで登って引き上げてきました。砂地の下りは足に優しくすいすいと小屋にたどり着きました。

10/19 鳳凰小屋6:40ー小屋出合7:50ー観音岳8:30/9:00ー薬師岳9:28ー中道登山口12:42ー林道13:24ードンドコ沢分岐14:00ー青木鉱泉14:30

6時からの朝食を終えて観音岳に向って出発です。いきなり梯子を上り、急高をドンドン登って行くと見晴らしの良い尾根道の出合に出ます。ツアーの団体が沢山朝食を取って休んでいます。

振り返って見る鳳凰小屋 地蔵岳と八が岳

これから観音岳を通って薬師岳までは展望の良い尾根歩きです。昨日に続き快晴で富士山、北と南のアルプス、八が岳等が何処からでも見ることが出来ます。観音岳で充分に展望を楽しんだ後、薬師岳に行きます。

観音岳 小武川沿いの林道から見る紅葉

薬師を過ぎてからはシラビソやトウヒなどの針葉樹のうっそうとした森の急坂をくだっていきます。2000mあたりに来ると雑木林になり、小鳥が目の前をちらちらと行きかいます。良く見るとルリビタキが何匹も枝を行き来しているのが見えます。林道に出ると周りの山が綺麗に紅葉して目を楽しませてくれます。最後はドンドコ沢を渡って対岸に出て、昨日通った分岐から青木鉱泉に戻ってきました。
この日は諏訪湖のユースに泊まって、翌日霧が峰の八島湿原と車山を散策して帰ってきました。最高の天気の2日間で、展望を満喫しながら紅葉の登山をすることが出来ました。

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